特化則・第2類物質(特別有機溶剤・特別管理物質)
クロロホルム
生ずるおそれのある疾病の種類:
前眼部障害、皮膚障害、中枢神経障害、気道障害、肝障害、腎障害、循環器系障害、発がんのおそれの疑い、生殖毒性のおそれの疑い。
その症状:
眼の痛み、流涙、結膜充血、皮膚炎、皮膚掻痒感(かゆみ)、皮膚発赤、頭痛、頭重、めまい、ふらつき、眠気、吐き気、嘔吐、食欲不振、知覚異常、全身倦怠感、せき、息切れ、鼻水、鼻閉、鼻・喉の痛み、易疲労感、黄疸、血尿、多尿、乏尿、むくみ、体重減少。
取扱い上の注意事項:
使用前に取扱説明書を入手すること。全ての安全注意を読み理解するまで取り扱わないこと。粉塵/煙/ガス/ミスト/蒸気/スプレーを吸入しないこと。粉塵/煙/ガス/ミスト/蒸気/スプレーの吸入を避けること。屋外又は換気の良い場所でだけ使用すること。環境への放出を避けること。
使用すべき保護具:
作業場(実験室)等に設置の安全衛生関係の設備やその運用状況および当該物質の使用状況や作業内容などに応じて適切な保護具を選択して使用すること。
  呼吸器の保護具:状況に応じた適切な呼吸用保護具を着用する。防毒マスクの選択については、以下の点に留意する。防毒マスクは、日本工業規格(JIS T8152)に適合した、作業に適した性能及び構造のものを選ぶ。その際、取扱説明書等に記載されているデータを参考にする。濃度に対応した有機ガス用吸収缶を使用する。作業者が粉塵に暴露される環境で防毒マスクを使用する場合には、防塵機能付き吸収缶を使用する。酸素濃度が18%未満の場所では使用しない。
手の保護具:保護手袋を着用する。不浸透性手袋の使用を検討すること。
眼の保護具:保護眼鏡を着用する。
皮膚及び身体の保護具:保護衣を着用する。
応急処置:
  吸入した場合:空気の新鮮な場所に移し、呼吸しやすい姿勢で休息させること。気分が悪いときは、医師の診察/手当てを受けること。
皮膚に付着した場合:多量の水/石鹸で洗うこと。皮膚刺激が生じた場合:医師の診察/手当てを受けること。汚染された衣類を脱ぎ、再使用する場合には洗濯をすること。
目に入った場合:水で数分間注意深く洗うこと。次にコンタクトレンズを着用していて容易に外せる場合は外すこと。その後も洗浄を続けること。直ちに医師に連絡すること。
飲み込んだ場合:気分が悪いときは医師に連絡すること。口をすすぐこと。
Revision:2025-0314-1725 Symbol安全衛生管理部
 
【注意事項】
◎1ページ目は特定化学物質障害予防規則第38条の3による掲示物のサンプルです。
◎このページ(【注意事項】のページ)の掲示は不要です。
◎当該物質の使用等により生ずるおそれのある疾病の種類及びその症状は、独立行政法人労働者健康安全機構労働安全衛生研究所がウェブサイトで公開している「労働安全衛生規則第592条の8等で定める有害性等の掲示内容について」の記載例を使用しています。必要に応じて文章を修正してください。
◎使用すべき保護具は、本来、あなたの作業場所(研究室、実験室、分析室、検査室、作業室など)における当該物質の使用状況や使用環境等に基づくリスクアセスメントを実施し、適切な保護具を選択するなどした上で、その内容に沿って記載することになっています。本サンプルでは汎用的な掲示物として使用できるように厚生労働省の「職場のあんぜんサイト」に掲載されている「GHS対応 モデルSDS(安全データシート)」の内容を記載していますので、作業場所における使用状況等に応じて文章を修正してください。
◎応急処置についても「GHS対応 モデルSDS」の内容を記載していますので、あなたの作業場所(実験室など)における使用状況等に応じて文章を修正してください。

【印刷に関する補足情報】
◎カラー印刷を希望したにも関わらず、モノクロ印刷となる場合は、使用しているブラウザの印刷オプションを確認してください。「背景画像を印刷する」や「背景のグラフィック」などのオプションをオンにするとカラー印刷されます。なお、法令上はモノクロ印刷で差し支えありません。